エンタープライズ・パフォーマンスを見ていくこととは、部門・事業ライン・子会社をまたがった企業グループ全体を一つのエンタープライズとし、そのエンタープライズ全体についてプロセス・効率・戦略的な結合を改善するという目的の下、あらゆる面のビジネス指標を管理・モニタリング・分析することです。
エンタープライズ・パフォーマンスを変革させていく力を最大に発揮させるため、将来を見据える企業ではエンタープライス・パフォーマンス・マネジメント (EPM) システムを活用することを選択しています。調査会社のガートナーは、「エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント (EPM)とは、ビジネス・パフォーマンスを改善することをゴールとして、企業全体のパフォーマンスをモニタリングするプロセスである。EPMシステムは、Eコマースシステム、フロントオフィス/バックオフィスアプリケーション、データウェアハウス、外部システム、その他これらに止まらないあらゆるシステムからのデータを統合し、分析する。先進的なEPMシステムは、たとえばバランス・スコアカードのような、多くの業績方法論をサポートする。」としています。エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント(EPM) は、CPMやBPMとも呼ばれます。
エンタープライズ・パフォーマンスは、戦略策定、ビジネス・プランニング、フォーキャスティング、財務管理、サプライチェーン効率化の全体を一つの管理サイクルとするモデルから引き出されます。
このモデルは、六つのステージから構成されます。
- 戦略策定
- 戦略の落とし込み
- 組織の調整
- 業務プランニング
- 学習とモニタリング
- テストと適応