アメリカ医学図書館協会(MLA)にとって、医療従事者や医療の専門家と協力して医学エビデンスの厳しい評価を促すことは、信用できる研究の使用を推進し、医療従事者に信頼性の高い情報源や研究ツールを紹介するという会員の日々の努力と密接に関連している、とコミュニティ・エンゲージメントのシニアマネージャーであるトミー・ガン氏は説明します。
2021年全米医学図書館員月間(NMLM)のテーマとして「健康に関する誤情報の防止」を提案した会員が複数いたガン氏は述べています。これは、2022年度年次大会の準備を進める中でも、引き続き関心を集めているとのことです。
「年次大会やNMLMのキャンペーンには、健康科学情報の専門家がその価値と専門知識を所属機関や地域社会に普及させるのを促し、支援してほしいという期待があります」と、ガン氏は説明します。「このような機会向けに、医学図書館員のスキルや図書館のリソースに対する認識を促すテーマや資料が作成されます。」
MLAでは、そのような目的に使用するインフォグラフィックやポスターを会員に提供し、健康科学図書館のサービスの価値を宣伝するだけでなく、医療従事者が図書館員と協力して意思決定を行えば、医療アウトカムに大きな影響をもたらせると伝えています。主なキャンペーンポスターは、「この学術誌は信頼できるか?」「自分の研究は再現可能か?」「自分が引用した情報源が撤回された場合はどうすればよいか?」などをチェックしてから情報源を信用することを医療従事者に促すロードマップです。