また、長崎大学医学部と連携している長崎大学病院は医療人の育成の面でも定評があり、優秀な医療プロフェッショナルを長崎県のみならず日本全国に輩出しています。
エビデンスに基づく価値ある臨床支援・教育ツール:UPTODATE
長崎大学病院の医療教育開発センター長を務める浜田久之教授によると、同病院ではエビデンスに基づく臨床意思決定を支援する目的で2009年にUpToDateを採用しました。大学を卒業後、カナダで学んでいた浜田教授は、そこでエビデンスに基づく診療の重要性を教わります。
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また、長崎大学医学部と連携している長崎大学病院は医療人の育成の面でも定評があり、優秀な医療プロフェッショナルを長崎県のみならず日本全国に輩出しています。
長崎大学病院の医療教育開発センター長を務める浜田久之教授によると、同病院ではエビデンスに基づく臨床意思決定を支援する目的で2009年にUpToDateを採用しました。大学を卒業後、カナダで学んでいた浜田教授は、そこでエビデンスに基づく診療の重要性を教わります。
「長崎大学病院では、最新のソリューションを利用した次世代の医療プロフェッショナルの育成を積極的に進めています。医学生や研修医に対するエビデンスに基づく医療の講義やワークショップの際にUpToDateを活用しています。研修医の間でUpToDateの評判は極めて良好で、複雑な症例の診断や効果的な治療計画の策定を支援するツールとして欠かせない存在になっています。UpToDateが提供する情報は臨床教育に大切な役割を果たしています」と、浜田教授は述べています。
長崎大学病院と提携する長崎大学医学部は優秀な医学生の獲得に向けて他の大都市と熾烈な競争を繰り広げていますが、全国1,080大学のうち長崎大学医学部は医学を志す学生の人気ランキングの5位に入っています。浜田教授は人気の理由の1つに、UpToDateなど最新ツールを採用した医療プロフェッショナル育成制度の充実を挙げています。
研修に加えて、感染制御やプライマリケア担当の医師もUpToDateを積極的に活用しています。「教育目的のみならず、特に複雑な症状を抱えた患者の診療の質を高めるために日々UpToDateを活用しています」と浜田教授は語っています。
長崎大学病院は、たえず最高水準の医療の提供に取り組んでおり、がんや感染症の治療では日本トップクラスの医療機関として高く評価されています。
長崎大学病院には、韓国や中国をはじめとするアジア諸国から訪れる患者が増加傾向にあります。UpToDateの採用で、同病院の医療チームはグローバルのガイドラインやスタンダードに則った高水準の医療を、自信を持って提供できるようになっています。
L2014年の長崎大学病院の医師によるUpToDateの利用は前年に比べて24%増えました。利用範囲は24の専門分野すべてに及びましたが、その中でアクセス数が特に高かったトピックを次に紹介します。
新たな研究結果が矢継ぎ早に発表される中、つねに最新の医療知識を身につけておくことは長崎大学病院の臨床チームのリーダーにとって大きなチャレンジです。一例をあげると、処方が推奨される抗生物質は刻々と変化します。UpToDateにアクセスすれば、医師はポイントオブケアにおいて最適な最新ガイドラインをすぐに参照できます。
「UpToDateのおかげで、各医療分野のエキスパートによって検証された有効性の高い最新情報にアクセスでき、これがエビデンスに基づく医療の信頼度を高めています。国際的に定評ある信頼性の高い情報源であるUpToDateは、エビデンスに基づく医療を実践する上での『バイブル』です」と浜田教授は述べています。