財務21 1月, 2025

ウォルターズ・クルワー、CCH® Tagetik Intelligent Platformを通じてUBE株式会社の業務効率化を実現

グローバル展開を見据えた予算編成・計画プロセスのデジタル変革と標準化を実現

専門的な情報とソフトウェア並びにサービスの世界的リーダーであるウォルターズ・クルワーは、本日、UBE株式会社(以下、UBE)が経営管理プラットフォーム(CPM) CCH Tagetik Intelligent Platformの導入を成功裏に完了したことを発表しました。業界をリードする企業であるUBEは、グローバル市場への展開を見据え、CCH Tagetikプラットフォームを活用して経営管理領域における業務効率の向上を目指し、データの一元管理と標準化を推進しています。

ウォルターズ・クルワー CCH Tagetik 日本 マネージングディレクター 箕輪 久美子は次のように述べています。

「経済情勢の変化が激しい昨今において、UBE様は正確な予測データと分析に基づく経営判断の重要性をご認識されています。そしてCCH Tagetikプラットフォームの導入により、全社的なデータと分析に基づくデジタルトランスフォーメーションが既に始まっています。今後もCCH Tagetikを通じて、UBE様の企業成長とグローバル展開をご支援できる新たな方法を見出していきたいと考えています。」 

課題

UBEは「2030年までにデータドリブン経営を実現する」という目標を掲げていましたが、予算編成業務において複数の深刻な課題を抱えていました:

  • 予算管理システムとExcelを併用する運用形態により、業績管理データの一元管理ができておらず、業務効率が著しく低下
  • 部署ごとに異なる配賦ロジックが存在するなど、入力ルールの属人化が発生
  • 予算編成、生産計画、損益計算書作成に多大な時間を要していた

ソリューション

複数の経営管理ソフトウェアを評価した結果、UBEはCCH Tagetik 予算編成・計画・予測プラットフォームの導入を決定しました。CCH Tagetikを選定した理由は、従来Excelで行っていたデータ入力・集計作業の自動化が可能であること、標準化された予算編成テンプレート、そして決算、連結、ESG報告、税務、分析など、将来的な機能の拡張性を備えていたためです。

CCH Tagetik導入からわずか数ヶ月で、既に以下の成果が表れています:

  • 業務効率の向上: 損益計算書作成期間を75%削減できる見通し
  • 属人化の防止: 部署ごとに異なっていた配賦ロジックを標準化。必要最小限の配賦基準を確立しながら、例外的なケースにも対応できる柔軟性を確保
  • グローバル展開のための基盤構築: 主力工場の海外増設が進む中、CCH Tagetikにより海外グループ企業の業績把握と将来的な経営環境の変化への対応が可能になることを期待

UBE株式会社 DX推進室 主席部員 八木 健治氏のコメント:

「タイムリーな情報提供と広く緻密な分析がされていない状況での経営判断では大きな損失を生み出してしまうリスクもあります。CCH Tagetikの導入により、データに基づいたタイムリーな売上・利益の把握をし、計画、実行、測定、対策(PDCA)サイクルを迅速に回すデータドリブン経営の実現が可能となります。」

CCH Tagetikの販売パートナーである株式会社アバントは、財務・会計分野における豊富な知見を活かし、UBEのプロジェクトリーダーと緊密に連携しながら、CCH Tagetikプラットフォームのスムーズかつ効率的な導入を支援しました。

UBEによるCCH Tagetik 予算編成・計画・予測プラットフォームの導入事例の詳細については、ケーススタディをご覧ください。

ウォルターズ・クルワーについて

Wolters Kluwer(EURONEXT: WKL)は、医療、税務・会計、金融・企業コンプライアンス、法務・規制、企業業績およびESG各分野の専門家向けの情報、ソフトウェアソリューション、サービスを提供するグローバルリーダーです。当社は深い専門知識と技術およびサービスを組み合わせた専門的ソリューションを用意して、お客様の重要な意思決定を日々サポートします。

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