2027年問題のタイムリミットがいよいよ迫ってきた。SAPの「ERP6.0」の標準サポートが2027年に終了してしまうのである。
- 標準サポートなしで「ERP6.0」をそのまま使い続けるのか
- 次世代のERPとも言われるSAPの「S/4HANA」に移行するのか
- そしてSAP以外のERP製品に切り替えるのか
目下のところ主な選択肢はこの3つだ。
だが、大手企業の場合、ERPの更新には年単位の時間と億単位の費用がかかる。それだけの費用と時間をかけてERPの移行だけに留まるのだとしたら、それは投資というよりはコストと呼ぶべきなのではないだろうか。
ERPの移行が不可避なのであれば、より明確な投資対効果を目指すべきではないか。そう考えている企業も実は多い。そして実際にERPの更新を契機に経営管理の高度化などを実現する企業が少しずつ、しかし着実に増え始めている。
そこに、知られざる第4の選択肢がある。