直腸結腸癌のスクリーニングに関する患者向けウェブサイトの質と読みやすさのばらつき
Schreuders EH, Grobbee EJ, Kuipers EJ, Spaander MC, Veldhuyzen van Zanten SJ. Variable Quality and Readability of Patient-Oriented Websites on Colorectal Cancer Screening. Clin Gastroenterol Hepatol. 2016 Jul 9. pii: S1542-3565(16)30376-7. doi: 10.1016/j.cgh.2016.06.029. [Epub ahead of print].
直腸結腸癌のスクリーニングの効果は、サーベイランスへの参加とその後のアドヒアランスに依存する。医療情報を入手するためのインターネットの使用が増加しており、意思決定の支援に重要である。直腸結腸癌のスクリーニングとサーベイランスに関するオンライン情報の正確性、信頼性、読みやすさを評価した。
20種類のウェブサイトを対象とした調査では, ウェブサイトの正確性スコアの平均値は44点中26点(9~41点)であった。最高得点のウエブサイトは、cancer.org、bowelcanceraustralia.org、uptodate.comであった。
直腸結腸癌のスクリーニングに関するウェブサイトの質と読みやすさには顕著なばらつきがあった。ほとんどのウェブサイトでは, ポリープサーベイランスを取り扱っていなかった。質とGoogleランキングの相関関係は乏しく、スクリーナーが標準的な検索方法で質の高いウェブサイトを見逃すことを示唆している。